旧友

たとえば、久しぶりに高校や中学の同級生に会うとする。
ある人とはまた近いうちに会って話をしたいと思うし、またある人とはもう数年会わなくてもいいと思う。
この差はどこにあるか最近わかってきた。
まずは以下を参照。
旧友との会話の展開例。
「お前ってさ、今何してんの?」
といった互いの現状報告から始まり、
「B組の○○って、もう結婚して子供いるらしいよ」
「3組のあいつ、○○企業に内定もらったらしいよ」
「同じクラスだったあいつも教育実習来ててさ、毎日泣かされてたよ。見ててこっちが辛かった」
という友達の近況報告に移る。次に、
「実はさ、中学の頃あの人が好きだったんだよ」
「私、あのグループの一員のふりしてたけど、本当は居心地悪かったんだ」
というぶっちゃけ話が展開され、
「体育祭、楽しかったよな。もう一回やりたいけど、今じゃもう無理だもんな」
「部活、思い出すと吐きそうになる。よくあんな練習できたと思うもん。今やれといわれたら、5万円くらいもらってもいや。けど、あの時は一生懸命だったよな」
と最期にダラダラと過去を懐かしむ。
以上よく見られる旧友との会話の展開。
これはこれで楽しい。
しかし上に書いた話の展開しか望めない旧友とは、その後も頻繁に会う友達とはならない。
逆に、上に書いた話の展開以外のところで大いに盛り上がる旧友とはその後もよく会うことになる。